香川照之さんのボクシングで1番魂が震えた試合

TBS「1番だけが知っている」という番組で、ボクシングを熱く、面白く、分かりやすく伝えてくれる企画が放送されていた。

 

 

説明してくれたのはこの方…

 

芸能界で1番ボクシングを愛する男

香川照之

 

 

 

開始と同時に視聴者にジャブを放つ香川さん。

 

Q.これまで どれくらいの試合を見てきましたか?

A.数えたことないけど、、1ヶ月に100試合は見るから、1年で1,200試合、10年で12,000試合、ボクシングを観だしたのは13歳からだから、、4万〜5万かな。

 

サラリと答えてました!ごいごいすー!!

 

 

50,000試合の中から

『1番魂が震えた試合』

を紹介するという最高の企画!

 

 

その試合とは、、

 

 

『無名の男が最強チャンピオンを倒す瞬間!』

1976年10月10日

WBA世界Jr.フライ級タイトルマッチ

ファン・ホセ・グスマン

22戦21勝(18KO)1敗

×

具志堅用高

8戦全勝(5KO)

 

 

ライトフライじゃなく、ジュニアフライってのも味わい深いね。

 

 

香川さんの解説入りで試合開始!

 

1ラウンド

「まず観て欲しいのは試合開始すぐのグスマンの空振り!」の力説どおり、いかにもハードパンチャーのグスマン。その強打を寸前でかわす具志堅。香川さんは「これだけで飯食えるから」と言ってましたが、私は全然その領域に達していないので酒しか飲めませんでした。

 

2ラウンド

2度のダウンを奪う具志堅。このラウンド、スーパーエキサイティングですわ!!2度のダウンとも強烈なパンチだし、そこから立ち上がって打ち合うグスマンも流石で、1回目から2回目のダウンまでの打ち合いは、最近のライトフライ級にはないド迫力だ!

 

3ラウンド

序盤、仕留めにかかる具志堅。凌いだ手負いのグスマンの反撃。強烈な左フックでグラつく具志堅。香川氏の言うとおり物凄い音のパンチだ。しかし、追撃を交わす交わす。激しい攻防と解説者の郡司さんの冷静な「良い試合ですね~」のコントラストが面白い。笑

 

4ラウンド

ワンツーで吹っ飛ばし3回目のダウンを奪う具志堅。そのあとも攻めまくるが耐えきるグスマン。4オンスぐらいに見えるほど薄いグローブでガツンガツン決定的なパンチ受けてるのにタフだよなぁ。

 

5.6ラウンド

緊迫した展開。クライマックスへの序章。ここで香川さんの名言

「KOの回よりも、KOの前の回に何をしてたかが大切」

深ーい!

 

7ラウンド

左ストレートからの右アッパー。ついにグスマンを倒しきった!

ヒーロー誕生!!

大盛り上がりの会場!こんなのリアルタイムで観てたら熱狂するでしょうねー!!!!

 

 

香川さんがこの試合にキャッチコピーを付けることに。ホワイトボードが運び込まれ、なにやら書き込む…

 

GUSHIKEN

GUZMAN

GUNJI(解説の郡司信夫さん)

 

「グ、グ、グンジさんの採点は5-4で具志堅です」

だそうです。笑

 

 

 

ヒーロー具志堅用高の1番震えたパンチは?と聞かれ即答する香川さん。

 

7度目の防衛戦

リゴベルト・マルカノを倒したワンツー

「最高のワンツー!最高!最高!最高!!」

ふたたびホワイトボードを使い、なぜ最高なのかを熱弁する香川さん。倒れたマルカノのモノマネも披露。さすがの名演技です。

 

 

 

ここでメイナード・ファーガソンの「Conquistador」の曲でヒーロー具志堅用高 会長の入場。この曲でふたたびヒガゴンの入場も見たいな…。

 

 

 

2人で息のあったトークを繰り広げ、最後に「これを見なきゃダメなの」と、この試合を紹介。

 

1980年6月1日  12度目の防衛戦

vs マルチン・バルガス

左、左、左ーーー!連打バシバシ!!世界新記録(当時)達成の感動シーン。

 

 

終わりの時間が近づいてきて、具志堅さんは7という数字にすごく縁があるという展開に。7回に倒した試合が多いと…。7、7、7… 実は明日から公開される映画「7つの会議」の番宣だった香川さん。

上のセリフのあとに「番宣しないで具志堅さんの13度の防衛戦を全部解説してもいいんだよー」って言ってました。こんな面白く分かりやすい解説入りのDVDが発売されたら即買いですわ!楽しい番組をありがとう!!

香川照之さんのボクシングで1番魂が震えた試合” への2件のフィードバック

  1. 自分も見ました〜!
    パンチ力が二人共凄そうで、打ち合いの迫力はヤバいですね!

    今、友利正VSイラリオ・サパタ2見てるんですが、サパタつえ〜!
    友利さんは沖縄つながりで、今は白井・具志堅でトレーナーをされていますが、細い!(笑)イケメン。中々生きのいい動きで序盤はボディ狙っていったものの、相手が明白に上だった………

    今のライトフライの王者は、総合力の拳四郎他強打者ばかり3人いて、みんな強いと思うんですが、オールドファンの方々は『まだまだ具志堅には及ばんな!』という思いが強いのでしょうね。昔の王者、流石につえ〜な〜と今感じてます。あとグローブ6オンス!総合格闘技のヤツみたいだ。
    拳四郎は複数狙いでなく、このクラスで防衛記録更新と言ってますが、どうなりますか。

    香川氏はフジボクシングでは放送席ゲストではなく、たまにリングサイドからコメントするだけになってしまいましたが、個人的に少し残念です。
    あの熱量が、生放送である事を、強く感じさせてくれて自分は好きなんですよね。
    録画放送のテレビなんか、嘘、欺瞞、退屈、予定調和で溢れてます。
    生が良いんです。
    ゲスト、という立場なんだから、あれでも良いんですよ。冷静な解説は、解説の元王者がやるんだから。

    1. 香川さんのゲスト解説、大賛成です!熱量、、おっしゃる通りですね!!
      現代に具志堅さんみたいな選手が現れたらワクワクするでしょうねー。

コメントを残す