国内と海外でスーパーライト級のタイトルマッチ前哨戦を見た感想文です。昨夜のボクシングレイズ 日本スーパーライト級最強挑戦者決定戦 関根幸太朗 vs 渡来美響、今朝のDAZN ジャック・カテラル vs レジス・プログレイス。
日本スーパーライト級最強挑戦者決定12回戦
関根幸太朗 vs 渡来美響
1Rの3分間でスケールの違いを感じた。渡来が重心低くどっしり構えつつ前後左右のステップが滑らか。さらにリードブローも多彩。関根はこれまでの試合と変わらない印象。
関根が得意の接近戦でもパワー勝ちしてるし、ロープに詰まっても、ほとんどL字ガードの前の手で捌いて、さらにショルダーロールで余裕あり。関根の打ち終わりのリターンも的確。
関根は自慢の強打を封じられて雑になってた。渡来はパンチの強度を上げてガードの上からもダメージ与える。
4R関根の大振りを渡来がステップワークで軽く外したあとにワンツーをぶち込んでラッシュかけたところでレフェリーが割って入った。
いやー、、上手い強い!自信がみなぎっている。
日本王者の李健太への挑戦権を獲得したが、本気で通過点としか考えていない絶対的な自分への自信。長身技巧派サウスポーのリゴンテとのタイトルマッチが決まったならば絶対に現地観戦します。
【ボクシングレイズの改善要望】
- 画質すこし粗い
- 選手の動きが若干カクカクしてる
- やはり残り時間表示は欲しい
月額980円払ってくれるボクシングファンはDAZNやAmazonプライムビデオの有料媒体と比べる。少しでもクオリティを高めて欲しい。
スーパーライト級12回戦
ジャック・カテラル vs レジス・プログレイス
サウスポー同士。どちらも前の手ぶらりで遠めの距離からフリッカージャブの差し合い。立ち上がりの動きのキレはプログレイス。飛ばしていってる。
3Rぐらいからカテラルの方が左ストレートのタイミングが合ってきた。プログレイスの豪快な大振りはバックステップでかわされる。
5Rカテラルのストレートにプログレイスの右ジャブがカウンターでヒットしてカテラルがダウン。バランス崩した感じでダメージはない。後半に入りプログレイスの追い足が少し鈍る。
9Rカテラルの左ストレートがドンピシャで当たりプログレイスがダウン。休まないで直ぐに立ち上がる。さらにもう一発左ストレートで手をついてこのラウンド2度目のダウン。
12Rのプログレイスの左は豪快な空振りだった。さすがにアレは当たらないでしょう。最後は激しく揉み合って試合終了のゴング。そのまま健闘を称え合ってたのは良いシーンでした。
判定は117-108、116-109×2でカテラル3-0勝ち。妥当なジャッジだったと思う。カテラルはWBO王者のテオフィモ・ロペスが第一ターゲットみたい。その試合が実現すれば一番いいが、どの団体でもいいから世界挑戦が決まるといいですね。この選手が無冠なの不思議なので。
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