あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨日のボクシング、親父がベロベロに酔っ払って絡まれながら観戦で全然集中して見れなかったです。。年に数回だから我慢しますが、この歳になって初めて父親の好きなパンチを知りました。
「アッパー」
何かって言うと「そこでアッパーだよ!」って言ってましたわ。その体勢から打てないだろうみたいな時も。笑
今日も昼から呑み始めてるので、となりでメッチャ話しかけてくるのを適度に対応しながらコメントまとめします。
井岡一翔
「自分の勝ちを信じて結果を待っていた。悔しいし、残念。終わってみたら、ああやればよかったという思いはある。」「単純に悔しい。この負けを意味あるものにするために、これからも頑張っていきたい」「こんなもんじゃない。闘志は逆に燃え上がった」「白黒つけたい」「今後も海外でやっていきたい。日本だけにいる世界王者にはなりたくない。無所属なんで自由にやりたい」
ドニー・ニエテス
「(世界戦)19戦のなかで、井岡はベストだった」「井岡が途中からスタイルを変えた。動くようになって、捉えきれなかった。序盤のままなら、KOできた」(今後、対戦したい相手として)「ローマン・ゴンザレス、シーサット・ルンビサイ、ファン・フランシスコ・エストラーダ」
父・井岡一法
「僅差で勝てると思った。スピードのあるボクシングをしてほしかった」「はい上がってきてほしい」
大橋秀行
私見としてニエテス-井岡戦は微妙な判定だった。手数で井岡が上に見えたが、ニエテスの有効打が支持されたのだろう。久々に見た技術の攻防だった。特に互いのディフェンス力が高く、4階級制覇を狙うにふさわしい試合内容。特にニエテスが今まで見せたことがなかったタイミングの相打ちのカウンターがあり、互いにうかつに手が出せなくなってしまうシーンがあったほどだ。
あえて井岡に課題を挙げるとすれば、スーパーフライ級のパワーが少し足りなかったように見える。的確なパンチが入っていたが、ニエテスの動きは止まらなかった。もし両者がフライ級で対戦していたら、パンチを効かせられたかもしれないし、展開も変わっていただろうと想像する。
竹原慎二
「井岡残念どっちが勝ってもおかしくない試合じゃけど、派手なパンチを打てるか、地味なパンチの違いで負けたな」
名城信男
井岡がポイントで勝ったと思った。前半はニエテスの振り回すフック、アッパーに当たるシーンが目立った。大きなパンチの被弾は印象も悪い。ニエテスは回転力もあるから1、2発目は対応できても、その後のパンチを食ってしまう。だが、7回くらいから距離を保って制御した。ニエテスの動きも落ちた。改善点として挙げられるのは、3分間ごとに1回、連打を集めてヤマ場をつくれていたら、ということ。ジャブを突いて相手の空振りを誘い、ポイントを稼ぐ井岡のスタイルではないかもしれないが、ニエテスに流れたポイントを奪えただろう。再起してスーパーフライ級の体に仕上げてほしい。まだ成長の余地はあると思う。
内山高志
「自分は井岡が勝ったと思ったが、パワー面では差があった。その印象かな」「ジャッジによって採点が変わる試合」「(井岡に)足りなかったのは一発一発の強さ。(内山氏が経理するフィットネスジムでの)練習を見ていても一撃をガンガンやる部分が少し足りなかったと思う。ブロックされても、その上からでもドーンと入れれば、当たった時のイメージは変わると思う」「体格やパワーはこれから強化していけるので問題ない。よくやったし、続けてほしい」「鍛えるならKODLABで」
長谷川穂積
井岡選手はいい試合で、いいパフォーマンスだった。これまでやってきたことをすべて出した上で、そこには超えられない階級の壁があった。ニエテスは体がやわらかくうまかったということもあるが、これまでの相手のようにコンビネーションにひるんだり倒れたりせず、ボディーでも倒れなかった。
僕自身がバンタムからフェザーに上げた時に同じことを感じた。これまでと同じ打ち方でヒットしても倒れないし、相手のプレスも強く感じた。今回の井岡選手の体はしっかり絞った上でもまだ脂肪が残っていたが、僕も絞りきれない感じがあった。階級の壁を越えるには、そこで長く試合をする必要がある。
かつてメイウェザーは階級を上げる途中で足を使って負けないスタイルへと変貌した。しかし、ガードを固めてボディーで倒しにいく井岡選手は、戦い方を大きく変えにくい。4階級制覇というのはそれだけ難しい。この階級ですぐに王座を狙うなら相性のよい相手に照準を絞る必要があるが、僕は1つ下の元のフライ級で王座奪回を狙う方がいいのではないかと思う。
そして、結局すべての話題をかっさらってしまったメイウェザー×那須川天心……
メイウェザー
「エンターテインメント性、楽しめる試合を意識した。それを実現できてうれしい。神に感謝したい」「天心に心から感謝したい。楽しんでもらう試合展開を意識した。公式戦ではなく、成績には残らない。引退という立場には変わらない」「素晴らしい格闘家であることを誇りに思うように」
那須川天心
(ダメージは?)「今までダメージを受けたことがないので分からないです。すぐ抜けるんじゃないですか。自分でも分からないです。ダウンを取られて、こんなんなんだ、今まで自分がこれをやっていたんだって思いました(笑)。効いたことがないんですが、効くって怖いなって思いました。セコンドの方を見たんですが、斜めになって見えました。立とうとしたんですが足が言うことをきかなかったです。気持ちは立とうとしていたので、ビックリしました」
身体的ダメージは、しっかり休んだら回復するだろう。だが精神的ダメージは、、「効くって怖いな」……これを知ってしまったのは今後のキャリアに大きく影響しそうだよね……。
退屈な12ラウンドだった。ニエテスは途中でスタミナ切れててもうおっさん。井岡は全然パワー不足で2-1のスコア以上に、ニエテスは楽だったろう。僕は井岡本人のコメントとは逆に、日本に帰ってフライ級からやり直さなければ、中途半端な形でこのまま消えていくだけだと思う。自分の力がどの程度なのか、日本人選手と対戦してみるべきだし、そちらの方が興味深い。そんな感想を持ちました。
私は井岡の実力を買っているので、フライ級だったら日本選手を圧倒できると期待しますが、分かりやすいですね。見たいです!おっしゃる通り、ニエテスは途中から倒されることはないと余裕があったでしょうね。井岡がスーパーフライ級であと数戦やったらフィットしてくるかなぁと期待もしてますが。今後も注目したいと思います。