後楽園ホール開催
「Lemino BOXING フェニックスバトル」
仕事を終えて第2試合に間に合った。
星野凌 vs 阿部愛斗
1Rガード固めて足を止めて近距離で打ち合い。カウンター狙ってる阿部のタイミングが合ってる。2R星野のボディとフックが連打で出てた。3Rも根比べ。どっちも引かない。4R五角。どっちに振ってもいい。5Rアッパーの分だけ阿部。でも微妙。6R押し込みながらパンチ当てた星野のポイント。最後まで両者一歩も引かない打ち合いだった。私の採点はドローだが公式ジャッジも
58-56阿部、57-57×2
でドロー。だって差がなかったもん。両者ナイスファイト!
デーブ・アポリナリオ vs タネス・オンジュンタ
サウスポーvsオーソドックス。1Rデーブのジャブがシャープ、タネスも反応いい。レベル高い。2Rデーブの左ストレート&アッパーが鋭い。タネスの躱したあとのリターンも速い。3Rデーブが勢いよく攻めてロープに詰めたところでタネスの右ストレートのカウンターが炸裂でデーブがダウン!カウント8?(ちょっと長く感じた)で立ち上がったあとジャブで距離キープして回復に努めた。4Rデーブがギア上げて右フックから左ストレートでダウン奪い返す。立ち上がってきたところを豪快な右アッパーで2度目のダウンを奪いフィニッシュ!外から内に捻りながら突き上げるアッパー、”タンク”ジャーボンテイ・デービスがレオ・サンタクルスを仕留めたときみたいな見事な一撃だった。デーブよ、世界アタック許す!
OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ
中嶋一輝 vs 中川麦茶
殺し屋みたいな殺気を纏った中嶋と飄々とした麦茶。サウスポーvsオーソドックス。1R前の手を付け合って距離の探り合いから麦茶が前に出て圧かけた。2R麦茶がオーバーハンドとショートの右を使い分ける。中嶋もガードしっかり固めてるがポイントは麦茶。3R中嶋が左ストレートを上下に打ち分ける。麦茶をのけ反らせるシーンあり。4R麦茶はカウンター狙い。中嶋は左ストレートが当たり出した。
公開採点 39-37、40-36×2で中嶋
5R麦茶がポイント取り返しに前出てきて中嶋の左が当たりやすくなった。麦茶の右スイングは中嶋が左ガード高くガッチリ固めて対策されてる。6R麦茶攻めあぐねる。中嶋ペース。7R麦茶がスイッチしたり最後に左ボラードを当てたがポイントは中嶋。8R麦茶がまたスイッチしたときに実況が「2度目の麦茶のスイッチは出涸らしだったかも知れない」は面白かった。
途中採点 79-73、80-76×2中嶋
9Rノーガードで前進強振してくる麦茶をフットワークで躱して打ち終わりに右ジャブと左ストレートを力みなく当てていく中嶋。10R中嶋がロープに押し込んで左ストレートとアッパーをコツコツ当てる。麦茶もロープアドープから反撃。11R中嶋のラッシュ。麦茶も当たらなかったがカウンター合わせてた。12R最後まで冷静に戦った中嶋が完封した。麦茶も最後まで集中力切れない素晴らしい仕上がりだったが、今日は中嶋が左ガード&ストレート&アッパーで対策バッチリだった。
日本フェザー級タイトルマッチ
松本流星 vs 前田稔輝
オーソドックスvsサウスポー。異色の親子鷹対決。1Rどっちも速えぇ!キレキレの攻防。フェイントの掛け合い、反応も超速。仕掛けた分、前田にポイント振る。2R松本が圧かけてきた。前田の方がリズム感がいい気がする。3松本のジャブ。前田のテンポに対応してきた。4R前足がぶつかったタイミングで右を合わせた松本がダウン奪った。ダメージはそこまでないが。5R前田の左目の腫れが酷くなってきて松本の右が再三ヒットし出す。
途中採点 49-45×3松本
6R前田のコンビネーションにカウンター合わせる松本の反応の速さに脱帽。7Rポイントは松本だが、前田も左目の違和感に適応したのかパンチのタイミング合わせてきた。8R前田のパンチもほんの少しだけ当たる予感もあるが、松本のボクシング技術が1枚も2枚も上を行ってる。ジャブのタイミングが抜群なのよ。9R前田が勝負仕掛けるが松本のテクニックで対応しまくる。10R開始早々、前田の左ストレートから右フックの返しで松本がダウン!!めっちゃ効いてる!!松本ボクシングIQフル活用でサバイブして試合終了。松本は阿部麗也とスパーリングしてきたのが有効だったと思う。判定は松本勝利で文句なしだ。前田は惜しかったねぇ。近いうちにベルト巻くでしょう。松本は世界ランカーとの試合がみたいです。
WBOアジアパシフィック & WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座統一戦
井上浩樹 vs 永田大士
永田が適度な緊張感と気合い乗り充分な表情、井上もリベンジに燃える気持ちを抑えつつも闘志が漏れてる表情で入場。熱い試合になる予感ビンビン。
サウスポー同士。1R永田が仕掛けたのを井上がドッシリとガードして右アッパーを合わせてポイントGET。2R永田がガード固めながら左ストレートをガードの上だが捩じ込む。井上は余裕あるディフェンス。3R永田が押し込みながらフック→ストレートを上下に散らして、ポイント取ったでしょう。4R井上が仕掛けてから誘い込んで強烈な右アッパーをヒットさせ永田を後退させる。右フックを引っ掛けるのも良い。永田の反撃もしっかりバックステップで外したあとのリターンも有効。だいぶ削った。5R永田が攻めるが井上はフットワーク&バックステップで有効打を許さず。打ち終わりに返してポイントもしっかり取る。6R永田が左ストレート連打で反撃。井上は休憩ラウンドか。7R永田が手数多い。井上はカウンター狙いの単発。実況が言ってたように拳痛めたのか?8Rも前のラウンドと同じ展開で永田。9R際どいラウンド。井上はパンチ貰わないでリターン返す。10R井上は左は軽くフェイントにしか使わず右フックを上下に使い分ける。永田とフットワーク使って自分の距離から連打。割れそうなラウンド。11R難しい。最後のラッシュの印象で井上に振るけど。12Rどっちも引かず。最後まとめた分、井上のラウンド。私は超僅差で井上の勝ちだと思ったが、逆でもなっとく歴史館。
114-114、115-113、116-112で2-0永田。
1回勝ってる永田が自信持って最後まで攻め切れた差があったか。井上は永田と相性悪いんだろうね。
現地観戦しとけば良かったと思う濃い興行だった。見逃した方はアーカイブで→https://lemino.docomo.ne.jp/contents/Y3JpZDovL3BsYWxhLmlwdHZmLmpwL2dyb3VwL2IxMDE5YTc=
さよならー