帝拳ジムの長野ハル マネージャーが1月1日に亡くなった。99歳、老衰のため。
水道橋にあった伝説のボクシングバー『GLOVE』にはマスターをはじめ帝拳ジムにゆかりのある選手や関係者が多数来店してたので、長野マネージャーの女傑エピソードを聞かせていただいたので勝手に親近感があります。追悼コメントを集めた。
浜田剛史
https://news.yahoo.co.jp/articles/a51d61d0549930da9e04d9569decc7711b5f4ad8
帝拳ジム入りした17歳の時に長野さんと出会った。「マネジャーは当時53歳。今でも、その当時と変わらない関係でした。当時のまんま、過ぎてきました。お世話になってから46年になりますか…。母親ですね」
大橋秀行
https://news.yahoo.co.jp/articles/2973cea32fb7013ae84416858d8c5e2f1b767e45
「ボクシング史上最大の大功労者」「現役中や大橋ボクシングジム会長になってからもずっとお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。ご冥福をお祈り致します」
西岡利晃
https://news.yahoo.co.jp/articles/c03c37cc400e7b9d0967c561b5a1749f1ef4be1f
「スランプに陥った時には必ず優しい言葉をかけていただき、食事にも連れて行ってもらい、気分転換することができました。ボクサーとしてだけではなく、生きていく上での助言も多く頂きました」
山中慎介
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4795a4e0f324eb312dc0332fc2ae76803196da6
「顔を合わせるだけで調子がいいか、疲れているかすぐに分かってしまうんです。そんな時は、ジム前のうなぎ屋さんで食事をごちそうしていただきました。何から何までお世話になり、「ありがとうございました」という言葉しか見つかりません」
村田諒太
https://news.yahoo.co.jp/articles/e853e0f1fb56040bb53ce275cc121de7df718af7?page=2
「本当に表に出ることや目立つことが嫌いでしたよね。120%縁の下から、裏方の仕事に徹する人でした。長野さんが貫かれてきた姿に、女性として、いや人として学ぶべきことが多くありました。日本のボクシング界が進むべき道を長野さんが示してくれていたようにも感じます」
記事のリンクから辿ると各スポーツ紙のボクシング担当だった方々が追悼記事を書いており、どれだけマネジメントが上手で、慕われていたかが分かる。「日本ボクシング界の母」「ボクシング界のゴッドマザー」は過言ではないでしょう。
このブログで書いたエピソードをいくつか。
https://oscar-delahoya.com/archives/11034
帝拳ジムで練習していた松本流星くんに、長野ハル マネージャーが
『尊敬してる選手は誰なの?』
と尋ねました。
流星くんは答えました。
『道端さん(GLOVEマスター)です』←マスターがこう答えるように仕込んだようですw
するとマネージャーは、
『何よ!あんなブタ!!』とバッサリだったとかwww
幻の帝拳プロモートの居酒屋
https://oscar-delahoya.com/archives/2289
末吉 & はる……笑
長野マネージャーが大場政夫さんの減量時に編んだ手編みのセーターは、現在は葛西裕一さんのジム『GLOVES』にあります。
最後はGLOVEマスターと長野マネージャーにまつわるエピソードを。
- マスターは長野マネージャーが組んできた試合の話を2度断った唯一の選手
- 村田ゴロフキンの試合のチケットを確保してもらうとき、◯◯席を何枚みたいなメモをラブレター片膝ついて渡しお願いしてくれた
- 自他共に認めるぐらい長野マネージャーには気に入られていた
ご冥福をお祈りします。