堤聖也 vs ノニト・ドネア、高見亨介 vs レネ・サンティアゴ、アンソニー・オラスクアガ vs 桑原拓 両国国技館で現地観戦した感想文

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両国国技館「トリプル世界戦」行ってきました。

 

54.5kg契約4回戦

西本剛 vs 江﨑由

正統派オーソドックス×トリッキーなサウスポー。2Rに江﨑がダウン奪ったところは娘から「PayPay送って」催促に対応していたため見逃した。4R西本がワンツーをクリーンに打ち抜いてダウン奪い返す。これは見れた!私は最終ラウンド以外は江﨑がアウトボクシングでポイント取ってる印象だったが、

38-36江﨑、37-37×2

でドロー。まー、互角でしたね。

 

51.5kg契約8回戦

ユーリ阿久井政悟 vs ヴィンセント・ラカール

ユーリ動きがなめらか。右が伸びるし、被せるタイミングもバッチリ。力強さは相変わらず。ブロッキングも硬い。3Rラカールのジャブに右を被せ左もフォローしてダウン奪った。立ち上がったもののテンカウントで、ユーリがKOで再起を飾った。

 

 

WBO世界フライ級タイトルマッチ

アンソニー・オラスクアガ vs 桑原拓

開始直前になってオラスクアガ陣営がマウスピース忘れ発覚。1R桑原のジャブが走ってる。ワンツースリーでフックまで返す。ボディーとフックのタイミングいい。しかし、オラスクアガの火力が段違い。パンチの炸裂音が違う。

2R桑原が左フックを上下に散らし時折アッパー。しかしトニーの前進とまらず。右ストレートが伸びる。

3R桑原がロープ・コーナーに詰まる時間が長くなる。トニーは右から左ボディーも強い。

4Rトニーがジャブを上下に。特にボディージャブが効いてた。そのあとアッパーを突き上げ捉えてフルボッコにしたところでレフリーがノーダウンで止めた。

トニー強かった。

 

 

WBA & WBO世界ライトフライ級王座統一戦

高見亨介 vs レネ・サンティアゴ

高見の入場曲は似合ってていいですね♪

1R高見はボディー叩く。レネは右オーバーハンド狙ってる。2Rも同じ展開。高見ジャブはあまり使わないで、フック多用。終わり間際にレネの右に合わせた。3R高見の左ボディーがヒットするが、レネの足は鈍らせるには至らない。バネのあるフットワーク。4R 「KO予告ラウンド」で高見が前に出るとレネはシャープなカウンター。パパパパンと打って離れる。5Rパンチが交錯するタイミングは両者合ってた。6R高見がレネを前におびき寄せてボディーへカウンター。体に当てたあとは連打。これはプランBかも。7R僅差だが高見がリングジェネラルシップで取ってると思う。8Rパンチ当たったときの印象点は高見だが、レネの右の方がクリーンヒット多かった気もする。9R高見がスパート。ロープから反対側のロープまで連打しながらパンチ繰り出して追いかけたシーンを演出。10R 高見がレネの打ち終わりにボディーを合わせてポイント取った。11R 高見ペース。チャンピオンシップラウンドもスピードと手数衰えず。12R最後の打ち合いも高見優勢。判定へ。

115-113レネ、116-112高見、117-111レネ……

えーーー。まさかの高見王座陥落。。レネが2団体王座統一達成!前半のジャブとヒットアンドアウェイが評価されてたか。私は高見が僅差で勝ったと思ったが。とくに後半はほとんど取ったかと。残念。。

 

 

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

堤聖也 vs ノニト・ドネア

どちらも入場曲をたっぷり流してリングイン。メインイベンターだから許す。

1Rドネア調子いい。ジャブ丁寧に突いて左フックを腹に。堤も同時に左フック合わせていた。2Rドネアが常にプレスかけている。上半身とステップでフェイントかけて、右ストレートと左フック。3R ドネアがブルース・リーみたいにぴょんぴょん跳ねる、調子良いときのやつ。堤も押し込むジャブ打って後半勝負に。4R堤が前に出て仕掛ける。しかしドネアの左フックじゃなくて右フックのカウンターで危うくダウン。ドネアは左をアッパーにも使う。5R堤は動いてジャブ。左フックと右スイングは当たりそう。6R堤の右が当たりだしてサイクロン発動。回転力も増す。7R ドネア少し疲れた。休みながらカウンター狙い。堤はロープに押し込んでボディー打ち、顔面へ返す。スリリング。8R堤のゾンビタイム(ウチャーマさんこと内山高志が命名)。9R ドネアのパンチに怖さがなくなってきて堤は前に出やすくなった。10R堤が掟破りの逆左フックを炸裂させてラッシュ!ドネアがんばれ。11Rドネアはタフ。流石にボクシングうまい。12R最後まで打ち合って判定へ。

116-112ドネア、115-113堤、117-111堤

スプリット2-1で堤が王座防衛。暫定タイトルをきゅうしゅういい試合だった。




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