2025年のボクシング観戦初めはオーストラリア興行だ。普段は興味を示さないクルーザー級のタイトルマッチだが、26戦全勝20KOの王者に挑むのが10戦全勝9KOで、しかも東京五輪ヘビー級の銅メダリストの対戦とあれば見るしかあるまい!
IBF世界クルーザー級タイトルマッチ
ジャイ・オペタイア vs デビッド・ニカ
ジャイが戦闘モードで上体を揺らして威嚇していたのでブレブレです。
サウスポー×オーソドックス。
1Rすぐに実力差が分かった。ニカは上下にチョコチョコパンチ、オペタイアは殺気が乗っかったパンチを顔面に。クリンチのときのフィジカルパワー差も明らか。ニカはスイッチするがサウスポー苦手そう。
2Rニカのショートのパンチを受けながらオペタイアがパワーショット。ポイント取ったかと思ったがラウンド終盤に左フックを被弾して少しよろけたので2回はニカに。
3Rオペタイアが強打をボディーに集めて削る。ニカも前に出て押し込みながらコツコツ当てる。
4R左ストレートから右ボディーアッパーでニカがダウン。立ち上がったがオペタイアが逃すわけなく、フルスイングの右フックから左を返しすとニカが崩れ落ちて前のめりに倒れた…。衝撃的な失神KOだ。
オペタイアの脅威的なパワーには驚きましたよ。ニカはしばらく時間が経ったあと自分で立ち上がれたので安心した。
2025年の開幕戦にふさわしいエキサイティングな試合だった。さよならー