那須川天心 vs 井上拓真、中野幹士 vs ライース・アリーム　現地観戦の感想文

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トヨタアリーナ東京いってきました。現地観戦の感想文です。

どの席からでも見やすい素晴らしい会場だ。今後も使われることでしょう。

バンタム級10回戦

増田陸 vs ホセ・カルデロン

サウスポー×オーソドックス。1R 増田がジャブからボディーストレート。カルデロン懐深く少し浅い。増田の打ち終わり狙うのも反応速い。2Rカルデロンの右が伸びる。バンバン打ってくるし。返しの左フックもいい。増田の入ってくるところにアッパー合わせるのも危険。3R 少し増田の膝が柔らかくほぐれてきたが、カルデロンは一発入ると連打止まらないから迫力がある。でも増田のボディージャブから顔面ストレートがクリーンヒットしたからポイント取ったでしょう。4R 増田のリズムが少し良くなった。5R 偶然のバッティングてカルデロンの傷が広がりドクターストップ。負傷判定へ。ギリ上回ってるかな。

48-48、49-46、48-47

2-0で増田陸の勝ち。フルラウンド見たかったですね。

スーパーフライ級10回戦

坪井智也 vs カルロス・クアドラス

坪井がリズミカル。クアドラスが5連打ぐらい打つと、坪井は8連打ぐらい返す。回転力が速く、バリエーションも豊富。もう角度が多彩すぎて阿修羅マン並みに手が6本ですわ。タイミングいいボディーも入って、ボコボコに打ちのめすが倒れない。しかしダメージは溜まっている。ついに8R、北斗百裂拳みたいな連打しながらロープづたいにクアドラスを追い詰めたところでレフリーストップ。元世界王者に完勝。上手く強い勝ち方だった。

IBE 世界フェザー級挑戦者決定戦

中野幹士 vs ライース・アリーム

サウスポー×オーソドックス。1R 緊張感ある立ち上がり。前の手でフェイント掛け合い。中野が圧かけるがアリームは余裕あるサークリング。2R アリームのラウンド。左をかわしてリターン。出入りの敏捷性がビースト。3R アリームがコントロールしてる。鉄の拳はまだ捉えられない。4Rもアリーム。中野はロープに詰めるがアリームが先に踏み込み左フックで飛びかかる。クリーンヒットはしないが。5R 中野が圧強め強打振るもののアリームのリターンの方が見栄えいい。ボディーにも当てさせてくれない。6R 右のダブルでアリームが調子乗る。中野が右返したあとにもさらに右。前半はライースの方がいーす。元から後半勝負だったはず。がんばれミキティ！7R ライース止まらない。逆にボディー打ってくる。ヒットアンドアウェイ。8R アリームペースだ。いきなりの右から左返し、左ダブルなど絞らせない攻撃で先手を取る。9R やっとミキティのボディーが数発ヒットしたもののポイントはアリーム。10R 中野ダウン。。アリームのワンツースリーフォーで押し倒した感じだが、パンチも当たっている。アリームうまい。11R 中野がコーナーに追い込んでもフック引っ掛けて回り込む、時にはアッパーで迎撃。12R 最後に鉄の拳が炸裂してラッシュで見せ場を作ったが逃げ切られて判定へ。

115-112、116-111、118-109

3-0でアリームがアンジェロ・レオへの挑戦権を獲得。残念ミキティ…。まだやれる！

WBC世界バンタム級王座決定戦

那須川天心 vs 井上拓真

サウスポー×オーソドックス。1R拓真は手を上半身でリズム取ろうとする。天心は最小限の動き。見切り。ジャブが内から。ストレート当てた。2R 天心がアッパーからフックでぐらつかせる。そのあともトリッキーなパフォーマンスから綺麗なジャブなど拓真を翻弄する。3R 拓真がプレス強めた。ボディーで止めたい。ポイント取ったかも。4R 拓真が続けてチャージ。右が当たり出す。ディフェンスも冴えた。目が慣れてきたか。途中採点は三者38-38。同じく！

5R 拓真のステップイン、アウトが切れてきた。どっちも速い。動きも反応も。6R ハイレベルな攻防。ショートアッパー合戦。天心が打ち合い応じる。互角。ポイントつけるなら拓真。7R インファイト。拓真がヒット数で上回る。ボクシングスキル。8R 天心のラウンド。ボディーから立て直す。76-76、77-75、78-74拓真リード。9R 天心。ジャブ。コンビネーション。拓真はボディー叩いてるのいいね。10R 天心かなぁ。際どい。インターバル中に真吾トレーナーとモンスター兄貴が拓真に再度気合いを入れる。11R 拓真。怒涛のアッパー連打で先制。これがジェットアッパーか。ボディーも効果的で天心スピードが鈍ってる。ここでもジャブを打つのさすが。12R 熱い打ち合いを繰り広げて判定へ。明確に拓真。気持ちが見える打ち合いだった。

拓真が明確に3-0判定勝利で王座返り咲き。天心はキックボクシング時代からプロで初めての敗北。再起ロードに期待。

試合後にしっかり健闘を称え合っていたのも良かったです。ナイスファイトをありがとう。