今夜放送される永田大士×鈴木雅弘、福永輝×木村蓮太朗をフレッシュな気持ちで見るために状態遮断中です。ボクシングを我慢しているのでボクシングに飢えている。試合とドキュメンタリーを4つ見たので感想文を書きます。
①中谷正義×ライアン・セルモナ
OPBF東洋太平洋ライト級タイトルマッチ。中谷8度目の防衛戦。結局このタイトルは11度防衛している。試合は身長差20cmの中谷がジャブで自分の距離キープして強烈な打ち下ろしの右。接近戦ではアッパー。全く寄せ付けない完勝だった。ロマチェンコ相手にもこういう試合が出来たら最高ですね。久々に見た井岡一法 会長がやはり顔怖かった…。
②久保隼×ダニエル・ローマン
WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。まだ無名だった”童顔の暗殺者”ダニロマが、ジムの後輩世界王者だからというだけで”長谷川穂積の後継者”という重荷を背負わされたチャンピオン久保をフルボッコしてた。インターバル中の山下会長のコテコテの関西弁による指示が最初は余裕あったのが、ラウンドを重ねるに連れ口数少なくなり、最後は玉砕覚悟の指示になるのを聞けたのは普段は聞けないコーナーワークが見れて新鮮だった。
③無敗王者・拳四朗 背水の世界戦
寺地拳四朗×久田哲也の試合前・後に密着したドキュメンタリー。試合終了直後の抱擁時にケーーンが久田に「ありがとうございました。色々すいませんでした」はグッときた。解説の長谷川穂積が両者に優しいコメントを言ってたのも素敵。長谷川の解説は試合内容や技術論では歯に衣着せぬが、先輩後輩や家族の話しとなると人情味溢れますね。
④チェイジング・タイソン ~二人の王者、3367日の軌跡~
何度も決まっては流れたタイソン×ホリフィールドの試合が実現するまでを追ったドキュメンタリー。たらればだけど、、タイソンがバスター・ダグラスに勝ったあとだったら、せめて収監前だったら、、と当時は思ったものです。クルーザー、ヘビーの2階階級制覇、しかもどちらも3団体統一。モハメド・アリを超える4度のヘビー級王座戴冠。なのにリディック・ボウとの熱戦もパラシュート落下が真っ先に思い浮かぶんだり、勝ち続けてもずっとタイソンと比べられ、タイソンに勝って再戦したら耳齧られるという…。偉大な王者なのに何か悲運な雰囲気漂わせるホリィにスポットライトを当てた良いドキュメンタリーだった。その他では全盛期のドン・キングの憎たらしさ、クルーザー級をジュニア・ヘビー級って言ってたり、時代を感じた。ホリィのニックネーム”リアル・ディール(本物)”は好きだったなぁ。
①②③はカンテレドーガで見た。ケーーン×久田戦から解約するのを忘れていた……サブスク管理はしっかりしている方なのですが抜けてましたわー。他にもボクシングコンテンツを増やしてくれれば継続するんだけどね。④はWOWOW。今もオンデマンドで視聴できますよ。ダグラス戦前のドキュメンタリー「42 to 1〜タイソンに勝った男」もセットでオススメです。
ボクシングお腹いっぱいになりました。寝て起きたら情報遮断から解放されてダイヤモンドグローブだ。早寝早起きして見ようっと!おやすみなさい〜