ベストポジションで、ベストレモンサワーを飲みながらボクシングを現地観戦した感想文です。
宮田彪我vs加藤亜礼史
5Rから。オーソドックスvsサウスポー。ヒョーガがパンパンパンと軽めのワンツーフックさらにボディーでポイント稼ぐ。アレジは時折、左の強打を返す展開。判定は80-72×3でヒョーガの完勝。後ろにヒョーガの関係者が居て漏れ聞こえたのだが、ヒョーガが踏み込んで打てないのは右足がつったからみたい。前戦もそうだったとか。なるほどなと思いました。
小川寛樹vsヤン・チェンチェン
1Rチェンチェンが頭振って頭から入ってきてレフリーに激怒りされるスタート。打ち合ってるんだけどエキサイティングじゃない展開が続き、このまま判定までいくかと不安になった3R、チェンチェンの右ストレートが小川のアゴを打ち抜き崩れ落ちるようにダウン。立ったもののフラフラでレフリーが止めて波乱の結末。最近の中国人ボクサーは意外性あるね。何が起きるか分からんものだ。
高見亨介vsリト・ダンテ
高見の入場曲レッチリ「Can’t Stop」はとても似合っている。コーナーを駆け上がってロープ跨ぎリングインする躍動感も良い。フライ級寄りのライトフライ級vs純ミニマム級ぐらいの体格差あった。ダンテが先手必勝で仕掛けるが高見は冷静にディフェンスして強烈なリターンを返す。ただダンテもさすが世界ランカー、ディフェンスしっかり。L字ガードで後ろ重心はメイウェザーっぽい。高見もダンテもアグレッシブに攻め合い高度な技術を披露した。6Rから高見はサウスポーにスイッチを織り交ぜたが、これは手数が減ってあまり機能しなかったか。スイッチするタイミングはスムーズだったが改善の余地ありですね。判定は文句なし高見の勝ち。今後も追っていきたい選手だ!
梶颯vs篠田将人
オーソドックスvsサウスポー。篠田が左のスイングで会場をどよめかすスタート。しかし、梶は右のカウンター合わせ1R終える。2Rは左フックも合わせタイミング掴んだ。3Rはブロックで止める。4R打ち終わりの左フック合わせまくり。5R左右のボディーで削りまくる。6R仕留めきれず。カルロス・リナレス トレーナーが「マエマエ!スグスグ!イケヨー!」と檄を飛ばしてたが、激しく同意だった。7R篠田の一発もらってピンチになりつつ、チャンスに変えた梶がコーナーに追い込んで左フック一閃で焦らしに焦らした試合をフィニッシュした。
日本ウェルター級タイトルマッチ
坂井祥紀vsシーサー皆川
先にシーサーが虎のマスクを被って入場、タイガー皆川ですやん。坂井はメキシコっぽい音楽で入場。
オーソドックスvsサウスポー。1Rシーサーが足を使いながら初タイトルマッチの硬さをほぐす。坂井は様子見。2R坂井が圧強めるもポイントはシーサーか。3R交錯したタイミングで坂井の右ショート?が炸裂でシーサーがダウン。4Rシーサーの左ショートアッパーで坂井が一瞬ガクッとしたが立て直す。5R坂井がシーサーに対応してきてキャリアの豊富さを感じた。6Rはシーサーかな。7Rシーサーの左ショートアッパーか、坂井の右ボラードか。難しいラウンド。8R割れそうなラウンド。私はシーサーかな。9Rは明確に坂井だ。シーサーは疲れたのか手数が減った。10Rも坂井。判定は僅差ながら坂井が3-0勝ちと予想したとおりだった。シーサーは良く頑張ったもののベルトを獲るまでは至らずと思ったので。坂井のメキシコ武者修行でのキャリア豊富さが目立った試合だった。いろんなスタイルの選手と戦ってきたから、アマエリートにも余裕ありで対応してましたね。次は豊嶋亮太か、、これは面白い試合になりそうだ!
横浜光ジムの松永宏信トレーナーの声がめっちゃ大きくて、自分がリングで戦ってる選手だったら、とても心強いだろうなと思った。
楽しいボクシング観戦でした。いまデート帰りの娘と合流して家に帰っております。良い休日だ。さよならー