昨夜の堤駿斗 vs アンセルモ・モレノ、体重超過があると誰も幸せにならない結末になるなと改めて思った。ドーピングは凶悪だが試合後に発覚する。体重超過は試合前にファンや関係者すべてに冷や水を浴びせるので、ある意味ではドーピング以上にボクシング競技に対する裏切り行為かもしれない。体重超過 & ドーピングしたやつは永久追放で良いでしょう。
2016年11月に体重超過のペナルティー厳罰化について書いていた。2021年5月にJBCが罰則を強化したものの減るどころか増える一方だ。。
当時は9点の改善案を提唱した。
- 体重超過した選手のファイトマネーの一部を没収して相手選手に支払う。
- ジムの管理能力も問う。マネジメント料没収。相手側へ。
- 当日計量を義務付け、前日よりプラス1kg以内とする。
- グローブハンデをつける。プラス2オンス。
- 減点スタート。4回戦は1ポイント、6回戦は2ポイント、8回戦以上は3ポイント。判定不利になるよう。
- 勝っても負けても6ヶ月以上1年以上の試合出場停止。ライセンス剥奪という意見もありましたが、一度だけ過ちは許しましょう。(紋次郎さん、右クロスさんのアイデア)
- 出場停止明けの試合はウェイトオーバーした階級より上の階級でやること。(紋次郎さんのアイデア)これは再発防止に効果大ですね!
- 戦績に「体重超過」の記録を明記する。(通りすがりさんのアイデア)
- 試合前のリングアナウンスで、体重超過したので、上記の条件で試合が行われると知らせる。
約8年経って、さらに減量失敗する選手が増えた気がするし、kg単位の大幅にオーバーするケースが目立つ。人間がやる以上ミスはあるが、ほとんどのボクサーは死に物狂いで体重を落としてきてるのだから、どんな理由があっても言い訳にならない。プロボクサーとして最低限の仕事だと思うので。
上記の案をさらに強化して新たに項目を付け加えようと思う。
- ファイトマネーの一部じゃなくて半分を相手選手に渡す(試合を受けてくれる、くれない関係なしに)
- ジムやマネージャーにも重いペナルティーあっていい
- 現状は試合当日の朝10時に計量しているが、これでは試合まで10時間ぐらいあるのでリカバリー出来すぎている。試合前の3時間前に当日計量で(粟生隆寛トレーナー案)
- 昨日の堤とモレノは3階級差ぐらいあったので4オンスのグローブハンデあっても良いよね。体重超過してきたやつにダメージ負わされるのたまったもんじゃないよ。。
- 早急に採用して欲しい
- 試合成立した場合も1年出場停止で
- これは採用されてますね
- 現実的じゃないかもだが採用してくれないかな。このブログだけでも表記していこうかな
- 前日計量のウェイトはコールしてるが、何キロオーバーって言ってましたっけ?
- 体重超過の選手が勝った場合は無効試合に(ケニーズさん案)
- 大幅にオーバーしたジムは連帯責任で他の所属選手も一定期間試合に出場できなくする(細川バレンタインさん案)
10.11が新案だ。
その前に3の粟生さんがInstagramのストーリーで堤に対して厳しく苦言を呈していた。習志野高校の後輩だし、自身がレイモンド・ベルトランの体重超過の被害に遭っているので説得力がある。
で、新案。10は試合してもらうだけ感謝!感謝!11も抑止効果が高いと思う。繰り返すが、多くのボクサーはギリギリで落としてきて、時にはコンディション最悪の状態でリングに上がって惨敗することもありながら言い訳にしないのだから、体重超過には重い重いペナルティーがあって然るべしでしょう。正直者が馬鹿を見る、損を被るのは不憫なので。
こんなシーン誰も見たくない…
https://boxingnews.jp/news/107368/
体重超過のことは嫌いでも、ボクシングのことは嫌いにならないでくだしゃい!!さよならー
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“体重超過は厳罰と情報公開を徹底するべし 3” への1件のフィードバック