兄夫婦が遊びにきたので昼飲みしたため両国国技館行きは断念。LIVE BOXING 9を自宅でAmazonプライムビデオ視聴した感想文です。

 

 

荒本一成 vs ムングンツォージ・ナンディンエルデン

荒本のリングウォーク時に”Shooting⭐︎Star”松本流星くんの姿を確認。1R荒本は少し緊張気味なのかスピードが鈍い。左ボディを何発もヒットさせるがモンゴル人は笑って誤魔化す。2R荒本の右ストレートと顔面への左フックは有効。ただジャブ少ない。3R頭から入ってくるモンゴル人のクリンチ際の細かい攻撃に少し嫌な顔を見せる。ガードの間からすり抜けるパンチを何発か貰う。4R左フックを顔面に効かせフィニッシュかと思いきやモンゴル人のクリンチワークに凌がれる。5R荒本の攻撃が左ボディ一辺倒で単調。6R判定決着かなと思ったところ、相手の右フックに左フックを合わせて前のめりに倒して豪快TKO勝ち。モンゴル人が粘ってくれて最終ラウンドまで戦え、色々と経験できた良いデビュー戦だったと思う。今日はスーパーミドル級だったが、主戦場だと思うミドル級で戦った時にキレとフィジカルパワーを見せてほしいですね。

 

 

WBO世界フライ級王座決定戦

加納陸 vs アンソニー・オラスクアガ

リングアナウンサーが日本のマイケル・バッファーこと冨樫さんからジミー・レノンJr.さんにチェンジ。

オーソドックスvsサウスポー。1R加納が果敢に前に出る。左ストレートはタイミング合っててヒットしたところでトニー（オラスクアガの愛称）のスイッチオン。ボディー顔面めった打ち。実力差ある。特にパワー。前に出てくるところにヒットさせるのでカウンターばりに効かせる。2Rトニーの左フックと左右のアッパーにポイント振るが、加納も頭と上体を動かして外し、ジャブを丁寧に打って全体の動きが良くなってきた。3Rトニーのパワーパンチの打ち終わりに加納がボディーブローを合わせて良いかもと思ったところで、トニーの右フックから左スマッシュ（ボデーと顔面の中間軌道）のダイナミックなコンビネーションが痛烈ヒット。テンカウントを効かせ新王者に。8年ぶりの世界挑戦だった加納は気持ちを感じるファイトでした。トニーはまだ粗削りの部分を残してて、これから更に強くなるでしょう。ヒーローインタビューで日本のファンのハートを掴んだので、WBA同級王者 ユーリ阿久井政悟、もしくはリベンジマッチで寺地拳四朗の挑戦を受けるというのもアリですな。

 

 

田中恒成が入場曲ありでリングイン。ジョナタン・ロドリゲスの2.9kg体重超過で試合中止になった経緯を時折何とも言えない感情を見せながら自らの口で説明した。次戦に向けて頑張れコーセー！

 

 

那須川天心 vs ジョナサン・ロドリゲス

天心の入場は現地観戦の方が断然いいです。天心の方が一回り大きく見えることからリカバリーも上手なのかなと。サウスポーvsオーソドックス。1R天心がキックの距離ぐらい遠目でドシッと重心落としたフォームから踏み込んでジャブ、ワンツー。ストレートは上下に。パンチに体重が乗ってる。ハンドスピード速くモーションない。ジョナサンのパンチにはバックステップで対応。2R少しジョナサンが圧を強めてくるが、距離が全然掴めてない様子。ラウンド終了間際に天心が左ストレートをジャストミートさせジョナサンの腰が落ちた。詰めも鋭くデビュー戦から進化を感じる。3Rふたたび左ストレートで効かせ左ボディー→左アッパーから左ストレートで倒してダウンを奪う。立ち上がったがレフリーストップ。同じ手でコンビネーション打つのはカッコイイですね。一発も触れさせない完勝。次戦は何らかのタイトルマッチでいいでしょう！OPBF王者の”スラッガー”栗原慶太との試合が見たい！！

 

 

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

中谷潤人 vs ビンセント・アストロラビオ

サウスポーvsオーソドックス。愛の拳士がいつも通り左後ろ重心で目線の高さをアストロラビオに合わせたところから鋭いジャブ。ストレートも長い。様子見終わったところでジャブジャブから左ストレートをボデーにめり込ませるとアストロラビオがワンテンポ遅れて悶絶……そのままテンカウントで1RKO防衛。ビンセント、もうちょっと頑張れやとも思いましたが、愛の拳士のパワーアップが凄まじかったのでしょう。強すぎた。さすがPFPボクサーだ。ヒーローインタビューではWBA同級王者 井上拓真との統一戦を希望。実現して欲しいぞ！

 

 

全4試合KO決着でテンポよく中身の濃い興行で、やっぱり会場行けば良かったなと思いました。。さよならー

 

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