WOWOWオンデマンドでボクシング見た感想文です。解説は飯田覚士&ロン毛の村田諒太。
会場に映像が切り替わると、ライト級のホープで14戦全勝11KOのアラン・ガルシアと、15勝(1KO)13敗のリカルド・フェルナンデスの試合だった。ガルシアが数段上のレベルでコントロールしてるな、余裕で勝つだろうと思ったロープ際の攻防でフェルナンデスのカウンターがガルシアに痛烈ヒット!倒れた瞬間ムリムリというKO負け。ボクシングは何が起きるか分かりませんなあ。
WBOインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦
チャーリー・スアレス vs ホルヘ・カスタネダ
寸胴のがっしりタイプのスアレスと長身痩身カスタネダ。フィリピン人は1Rから振ってくるのとおりスアレスがいきなり効かせた。2R村田のいう通りスアレスはボディージャブで下に意識させて上にフックを返し効果的だ。カスタネダも強打だがディフェンスの差がある。3Rスアレスの狙い澄ました左フックでカスタネダがダウン。立ち上がってきたところも左フックでフィニッシュ!なかなか強いね。
エリミアーノ・バルガス vs ラリー・フライヤーズ
計量時の映像でフライヤーズがハンチング帽に黒縁メガネで矢野兵頭の兵頭みたいな出立ちだった。すべらない格好だ。
バルガスへの歓声が大きい。とんでもないイケメンだ。バルガスなら「イケメンすぎるプロボクサー」と冠つけられても「あ、ホントだ」となるでしょう。巷に溢れる「美人すぎる」ってほとんど「へっ?」となること多いけど。
1Rスピード差が明らかで、バルガスがスイッチしながらテンポよくパンチを当てていく。2Rフライヤーズが前に出てきたが、バルガスがひらりと難なく体を入れ替える。アッパー連打と父親譲りの気の強さも見せる。3Rバルガスがわざと打たせてディフェンスで魅せる。上体柔らかく、ガード硬い。4Rジャブがストレートみたいに伸びる。フライヤーズよく耐えたがストップ近いか。5Rバルガスが右拳を痛めたようだが、左ボディーアッパーから左ストレートでダウンと同時にストップで仕留めた。スターですね。まだ20歳、しっかり怪我を治して欲しい。
NABF北米ジュニア・ヘビー級タイトルマッチ
リチャード・トーレス vs ジョーイ・ダウェイコ
トーレスは東京オリンピック銀メダリストで、プロでも10戦全勝10KOのパーフェクトレコード更新中のホープ。現代のヘビー級では小柄な2人。トーレスはウシクっぽいフットワーク軽やかでハイテンポなサウスポー、ダウェイコはアンディ・ルイスの下位互換みたいな感じ。試合はスピード差があったのと、ダウェイコのマウスピースが全然フィットしてないなと。最後はトーレスのパンチがヒットしたあとマウスピースを吐き出したところでレフリーがストップした。反則負け?TKO??反則だとパーフェクトレコード途切れちゃうのでTKO勝ちにして欲しいですね。
WBCシルバー・NABF北米スーパーミドル級タイトルマッチ
ハイメ・ムンギア vs エリック・バジニャン
世界トップランカー対決。体格はバジニャンの方がガッチリしてる。1Rムンギア好戦的。2Rムンギアは常に頭を振ってて的を絞らせない。3R勝つのはムンギアでしょう。あとはインパクトある勝ち方できるか。4Rムンギアのペース。5Rバジニャンのジャブがいい。6Rムンギアがフィジカルで押し負けない。7Rムンギアの打ち下ろし気味の右ストレートでバジニャン後退。8Rバジニャンは地味だけど上手くて強いね。9Rムンギアリードだがいい試合になってきた。10Rムンギアが左ボディーで効かせて右ストレートを顔面に。さらにラッシュでなぎ倒してバシニャンがダウン!そのままテンカウントを聞かせ再起を果たした。カネロと戦ったあとの復帰戦で難敵バジニャンと、一気に成長しそうですね。
さよならー
チャーリー・スアレスはAIBAとは別に『プロぽいアマ』で一時期話題になったWSBでロマチェンコと戦ってました。フィリピンのトップアマなんでしょうか…
今後力石など日本人と絡むかもしれませんので覚えました。
ジバニャンは地味強い難敵でしたね。さすがに無敗は伊達ではなかったです。カナダてことは階級的にもベテルビエフと練習したりもあるのでしょうかね…ケベックて言ってましたよね?
ムンギアも再起戦で嫌な相手をしっかりKOして成長したことでしょう。
解説ボリューム低めで見てたので「ケベック」は聞き漏らしましたが、一緒に練習してるかもですね。ムンギアよく倒し切ったなと思いました。
スアレス、アマチュアキャリア豊富でプロ転向が遅かったようですね。挑戦者決定戦とかで日本人との対戦見たいですねー!