昨日の木村”フィリップ”ミノルのボクシング転向について書くときにウェルター級とスーパーウェルター級の動向をチェックしていたら、両階級のビッグマッチが正式発表されていた。スペンス×ウガス、チャーロ弟×カスターニョ2だ!どちらもPBCだから日本ではWOWOWエキサイトマッチだろう。オンデマンドで良いから生でお願いします。
世界ランカーたちも試合が決まっているので並べてみた。ランキングはボクシングマガジン最新号のもの。参考程度に。
【スーパーウェルター級】
3/19🇺🇸ロサンゼルス・クリプトドットコム・アリーナ(旧ステープルズセンター)
スーパーウェルター級4団体統一戦
“Iron Man”
ジャーメル・チャーロ
31歳🇺🇸 34勝(18KO)1敗1分 WBA & WBC & IBF王者
vs.
“El Boxi”
ブライアン・カスターニョ
32歳🇦🇷 17勝(12KO)2分 WBO王者
昨年7月の物議を醸した結果(判定1-1)からのダイレクトリマッチ。今度はハッキリと決着をつけて欲しい!
同興行にはWBC3、IBF3、WBO1位のティム・チュー🇦🇺(20勝15KO無敗)も出場。相手は世界挑戦経験のあるテレル・ガウシャ🇺🇸。WBOの指名挑戦権を獲得しているのでガウシャに勝てば、チャーロ弟×カスターニョの勝者に挑戦する流れっぽい。
3/25ロシア🇷🇺エカテリンブルク
WBA6、WBC11、IBF14、WBO2位
マゴメド・クルバノフ🇷🇺
vs.
WBC13、WBO4位
パトリック・テシェイラ🇧🇷
4/30🇺🇸ニューヨーク
WBA4、WBC10、WBO5位
リアム・スミス🇬🇧
vs.
元 世界2階級制覇王者
ジェシー・バルガス🇺🇸
こんなところかな。この階級の再注目選手はティムだな。父 コンスタンチン・チューそっくりの風貌で、パンチの強さというより体の強さ。日本のフィジカルモンスター井上岳志を全く寄せ付けなかったポテンシャルは期待大でしょう。
【ウェルター級】
4月16日、米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアム
ウェルター級3団体王座統一戦
“The Truth”
エロール・スペンスJr.
31歳🇺🇸 27戦全勝21KO IBF & WBC王者
vs.
“54 Milagros”
ヨルデニス・ウガス
35歳🇨🇺 27勝(12KO)4敗 WBAスーパー王者
スペンスの1年4ヵ月のブランク(自動車事故・右目の網膜裂孔)の影響次第だろう。スペンスの代役でマニー・パッキャオから大金星をあげたウガスの勢いも侮れないが、この試合のあとの広がりを考えるとスペンスに勝ち残ってもらいたい。
勝者はWBO王者”Bud”テレンス・クロフォード🇺🇸(34歳、38戦全勝29KO)と戦って、ウェルター級も4団体統一戦を実現させて欲しいよねー!クロフォードはTOPRANK社を訴えていたが、すんなりフリーになれるのかな。キャリアの停滞がないと良いのだが…。
先週復活を果たした”One time”キース・サーマン🇺🇸(33歳、30勝22KO1敗)もタイトル戦線に絡んでくるだろう。まずベルトを奪回したいと言っていたので、WBAレギュラー王者ラジャブ・ブタエフ🇷🇺(14戦全勝11KO)狙いかな。
そのほかでは、、
2/19🇬🇧マンチェスター
“The Special One”ケル・ブルック vs. “King Khan”アミール・カーン
平成の忘れ物……英国頂上決戦!これはランキング関係ないけど楽しみなウェルター級10回戦。勝った方はトップ戦線に……もうないかー。
そして一番注目なのはウェルター級”令和の三羽烏”の中で、誰が一番最初に世界挑戦に辿り着くかだ!
WBA2、WBC1、IBF4、WBO1位
バージル・オルティス🇺🇸(23歳、18戦全勝18KO)
WBA3、WBC3、IBF3、WBO2位
“Boots”ジャロン・エニス🇺🇸(24歳、28戦全勝26KO)
WBC5、IBF5、WBO7位
“The Destroyer”コナー・ベン🇬🇧(25歳、20戦全勝13KO)
オルティスは3/19(会場未定)vs.マイケル・マッキンソン🇬🇧が決まっている。2団体でトップコンテンダーなので世界挑戦の最右翼か。エニスは、、本人も言っていたが指名挑戦者にならないと誰も試合してくれないでしょう。
試合毎に破壊力が増しているコナー・ベンのアメリカ進出も楽しみだ。この3人の動向は注視していく。
あーー、妄想楽しかった。80年代の黄金の中量級みたいに総当たりしてくれたらボクシング人気復活の起爆剤になると思うんだけど。少しだけ期待しておこう。
さよならー