海外ビッグマッチ第1弾は「PBC」から。U-NEXTでもライブ配信していたようですが、私は WOWOWオンデマンドで見ました。
デメトリアス・アンドラーデ×デモンド・ニコルソン
サウスポーの”BOO BOO”がゴング開始と同時に殴りかかるが不発に終わるが、そのあとも距離詰めてニコルソンの広いスタンスを潰す。アッパーも効果的。2Rブーブーが速い1-2-3でダウンを奪った。ダメージはそれほどない。5Rブーブーがダウン気味のスリップしたあたりからニコルソンが手数より口数が増えた気がする。右肩か腕を痛めたらしく左だけで倒されないような戦い方。ブーブーは10Rにもダウンを追加して危なげなく3-0判定勝利。スピードあるサウスポーで、距離遠く、ガード低めの変則スタイル……ミドル級めは対戦を嫌がられるのも分かるが、8ポンド上げたスーパーミドル級ならブーブーのフレームを怖がらない相手が多そうだから今後のマッチメイクが楽しみですね。
ランディ・エリス×ロイマン・ビリャ
25戦全勝15KO×25勝(24KO)1敗によるIBF世界ウェルター級挑戦者決定戦。ニックネームが”スピーディー”のエリスはフットワークに自信ある選手が好むヒラヒラトランクスでパンチを上下に散らすスタイル。リーゼントヘアーにモンモン(刺青)ビッチリのビリャはガード固めて怒り顔でロープに詰めて強打を捩じ込むヤンキースタイル。試合はスピードとテクニックに差でエリスが逃げ切るかと思いきや後半に圧を強めたビリャがついにラストラウンド捕まえダウン2回奪う胸熱展開。なんとか判定に持ち込んだ…。ギリギリでエリスの勝ちだと思ったが、113-113…114-112×2でビリャの2-0判定勝ち!!これはたまげました!!キャラ強いやつがウェルター級に現れましたね〜。
ジャロン・エニスxカレン・チュカジャン
ど派手なアメリカンのエニスとウクライナ出身の寡黙そうなチュカジャンのIBF世界ウェルター級暫定王座決定戦。試合開始、全身バネのような動きをするエニスに惹き込まれる。基本サウスポーで自然にスイッチしてオーソドックスも織り交ぜて積極的に攻める。チュカジャンはフットワーク駆使して一瞬の隙を見逃さないカウンター狙い。井上尚弥×バトラーのような展開でしたね。三者フルマークでエニスの判定勝ち。エニスは7R以降がボクシングキャリアで初めてだったようだが、最後まで集中力もスタミナも切らさず、攻撃仕掛けてたのでポテンシャルの高さを示しましたね。エロール・スペンス&テレンス・クロフォードと戦っても勝つと思うんだよねー。時間が経てば経つほど勝率上がるような。
ブーツとマブダチの”Cool Boy Steph”スティーブン・フルトンも応援してました。今日もクール。
配信開始から約4時間後にメインイベントがスタート。現地時間は深夜25時なのに超満員です。。
ジャーボンテイ・デービスxエクトル・ルイス・ガルシア
WBA世界ライト級レギュラー王座タイトルマッチ。サウスポー無敗同士対決。1Rは完全様子見。2Rも手数少ない。終了間際のタンクのワンツーのみでポイント振る。3Rはガルシアの左被せ2発に。4Rタンクの一撃。5Rタンク。ペース掴んだか。6Rタンク。7Rディフェンスも良い。8R場外乱闘で一時中断。リング上もタンクの豪打爆発で一気にヒートアップ。9R開始時にギブアップでタンクのTKO勝利。最初はガルシアの方が的中率高かったが、デービスは適応してパンチの角度を変えて当てていくボクシングIQの高さを示した。これで4月にライアン・ガルシアとの対戦濃厚。熱いぜー。
会場のワシントンD.C.キャピタルワン・アリーナはマイク・タイソンのラストマッチ以来のボクシング興行。そこに19000人以上の観客を呼べるタンクはスーパースターですね。どうかプライベート落ち着いてください。
さよならー
““Boots”エニス & “Tank”デービス WOWOWオンデマンド視聴の感想文” への1件のフィードバック