2021年ボクシング 体重超過&計量失格者リスト —— UFCとの比較

MMAファイターのマネージメントをしているシュウヒラタさんのツイートで興味深いものがあった。

 

2021年 UFCの体重超過件数が48人

で、2014年に比べ4倍になったという。昨年のUFCの興行数は41。直近10興行の平均試合数→13.14.13.11.11.14.14.14.10.9で平均12.3。12試合として41興行を掛けると492試合、そのうちの48人だから、

 

48/492=9.75%

 

約10試合に1試合、単純に毎興行1人は体重超過してる計算に…。

 

 

ボクシングも調べてみた。

 

2021年ボクシング体重超過&計量失格者リスト

試合日選手名国籍または所属ジム内容処分タイトル
1月23日ジャスティン・パウルドアメリカ3.5ポンド(1.5kg)オーバー対戦相手変更WBA世界ライト級暫定タイトルマッチ
2月13日ジョセフ・ディアスアメリカ3.6ポンド(1.6kg)オーバー王座剥奪。10万ドル(約1050万円)IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
3月20日ハミドゥ・クワタタンザニア8ポンド(3.6kg)オーバー試合中止
4月4日近藤佐知子駿河0.3kg 体重超過6 か月間のライセンス停止
5月9日ド・プラド・フェリペ体調不良を理由に試合をキャンセル厳重注意
5月21日ヌコシナチ・ジョイ南アフリカ470グラムオーバーIBO世界ミニマム級タイトルマッチ
5月22日高須賀千春フォーラムスポーツ3.7kg 体重超過で試合中止1年間のライセンス停止
6月19日フリオ・セサール・チャベスJrメキシコ2.4ポンド(1kg)オーバー10万ドル(約1100万円)
6月19日アーロン・アラメダメキシコ1.4ポンド(635g)オーバー
7月17日アンソニー・イギットスウェーデン5.2ポンド(2.3kg)オーバーWBA世界ライト級暫定タイトルマッチ
8月14日カルロス・ブイトラゴニカラグア7ポンド(3.1kg)オーバー試合中止WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
8月20日ダリオ・ファーマンメキシコ不明67.5→70.0kg契約体重変更
9月19日西村連SUN-RISE体調不良を理由に試合をキャンセル1年間のライセンス停止
10月9日シャノン・コートネイイギリス2.5ポンド(1.1kg)オーバー王座剥奪WBA女子バンタム級タイトルマッチ
10月19日佐々木尽八王子中屋1.8kg 体重超過6 か月間のライセンス停止日本&WBOアジアパシフィックS・ライト級王座決定戦
11月12日定常育郎T&T体調不良を理由に試合をキャンセル1年間のライセンス停止日本バンタム級王座決定戦
12月14日山田大輔輪島スポーツ0.5kg 体重超過6 か月間のライセンス停止
12月31日石脇麻生寝屋川石田0.3kg 体重超過6 か月間のライセンス停止

国内外で18件しか見つけられなかったが、もっとあったような…。特に海外は主要試合以外はニュースに乗ってこないし、試合直前で契約体重変更も多いから。ジョンリエル・カシメロみたいな急病→処分なし→試合日延期パターンも多そうだよね。体重落とすの諦めて病気やケガでキャンセルみたいな…。ゲスの勘繰りすぎるかな。。

 

【特記事項】

18人中勝者は0人。試合中止も負け扱い。②⑰のみ引き分け。

②JOJOディアスの言い訳は「サウナを使えなかったから」。。ハーブティーよりはマシかな

5/26にオーバーウエイト(体重超過)に関する規定が改訂

①⑩ローランド・ロメロは相手が2回(1/23と7/17)も体重超過。両方勝ち抜いて、やっとガーボンタ”Tank”デービスとのビッグマッチが決まったと思ったら、少なくとも9人の女性に性的暴行を働いたとして告発され試合はキャンセル…。波瀾万丈&自業自得の1年でしたな。。

⑦の3.7kgオーバーが2021年最悪体重超過。愛媛県から試合会場の大阪府まで来て、大幅オーバーにもかかわらず体重計に乗ったのは凄いことなのかどうなのか…。相手は大沢宏晋だった。

⑧元世界王者のチャベスJr.は体重超過した挙句、ボクシング3戦目の元UFC王者アンデウソン・シウバに判定負けするという体たらく…。

⑪は直前オファーだったが、受けた時点で責任ありですな。

⑫坂井祥紀のメキシコ遠征試合の相手。計量後に契約体重が2.5kgも引き上げられたので、同じくらいオーバーしてたと思われる。

佐々木尽の体重超過が1番衝撃的でしたね。。

⑯呪われた日本バンタム級タイトルマッチ。2/5 澤田京介×大嶋剣心で王座決定戦。今度こそ!

⑰自身の怪我で過去2回試合中止になった相手(白鳥光芳)、さらに引退試合と決めて調整したにもかかわらず体重超過って。。

⑱選手本人と石田順裕 会長が人気あるからか、あまりボロクソ言われてない気がする。

 

 

国内の8件はJBCに処分されているから正確な数字だろう。昨年はカウントしてなかったが、2020年の日本国内興行数は91で、2021年も同じくらいだろう。そのうちの8人として、、

 

8/91=8.79%

 

UFC9.75%と似た数字なので格闘技界全体の割合なのかも。。ということは2014年から4倍も同じ増加率かしら…。確かにその頃から計量のたびにドキドキするようになってるかも。2022年は厳罰化の効果が出ればよいのだが(日本限定)。ま、6カ月のライセンス停止ってコロナ禍の今だと普通の試合間隔とも思えるけど。。

 

 

しっかり監視していきますわー。さよなら

 

 

参考にしたサイト

https://en.wikipedia.org/wiki/2021_in_UFC

https://jp.ufc.com/

https://www.jbc.or.jp/rls/index.php

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